【実生結果2か月】アデニウム実生のベストな方法考えました。
6月の中頃にアデニウムアラビカムの種を植えた。
育て方をいろいろ調べても、植物などあまり育てたことのない自分にはいまいち正解が分からないので、土の種類と植え方を変えて発芽率が変わるか試してみた。
そのとき試したのは4パターン。
・多肉植物用の土 横植え
・多肉植物用の土 縦植え
・種植え用の土 横植え
・種植え用の土 縦植え
あれから2か月以上経ち、ひと夏を経たアデニウムはすくすく育っている。
そして、発芽率、育ち方にだいぶ差が出た。
今回育て方を比較してみて結論は、
「多肉植物用の土で縦向きに植えるのがいい。」
ただ反省すべき点もあり、今回の実験の結果から一番いい発芽のさせ方も改めて考えた。
結果
今回種を20個入手していたので、4パターンそれぞれ5個ずつ種植えトレーに植えた。
根が張るまで最初の1か月くらいは室内に置き、その後は雨の当たらない外。
土が乾いたら水をあげていた。といっても真夏はすぐ乾くのでほぼ毎日だ。
それで2か月たった後の様子が冒頭に載せた写真だ。
せっかくなので、ノギス片手に発芽したアデニウムを測定した。
茎の太さ、葉の枚数、葉含めた全体の幅、高さを測った。
土の種類は
土の種類は多肉植物用がいい。
発芽率をみるとパターン3以外はすべて100%発芽した。
パターン3だけ発芽率が低かった理由はよくわからない。
植え方の方向のせいなのか、土のせいなのか、たまたまそうゆう種だったか。
でも、発芽率以外の数字を比べると明らかに多肉植物用の土のほうがいいようだ。
肥料入りであるためこれが効いたのだろう。発芽のさいには無菌の種植え用の土のほうがいいという情報もあったが、この結果からは関係ないといえそうだ。
植える方向は
これは条件付きで縦のほうがいいと思った。
数字では、判断つかない。横植えのほうがサイズは大きい。後述するように高さは高ければいいというわけではないのだが、幅の面で横植えのほうが勝っている。一方、縦植えの発芽率は100%で、葉の枚数も多い。アデニウムにとって大事な茎の太さはパターン1、2だけを比較すれば互角だ。
観葉植物として大事な形という面でいうと、どちらの土の場合でも横向きのものは比較的形がよくないようだ。パターン3は寝たまま伸びていたり二葉が出るべきタイミングで一枚しか葉が出なかったりしたし、パターン1はその高さに茎の太さが伴っていないものが多い。縦植えはぷっくりとまっすぐ順調に育っている印象だ。
ただ、縦植えには根本的な問題があった。種の細いほうから根がでるためそちらを下にして植えるべきなのだが、これが見分けつかない。
実際、10個植えて4つで上下を間違えており、上向きに根が出てきたときに急いでひっくり返していた。
2択で10個中4個間違いとはほぼ見分けられていないということだ。
これを見分ける方法さえあれば、発芽率高く、葉の枚数多く形のいい縦植えのほうがいい。
じゃあどう育てればいいか
以上比較してみて、発芽率高く、形よく、葉の多いアデニウムを発芽させるための方法を考えた。
①種を2日以上水につける
今回1日給水させて植えたが、2日以上水につけるか濡れティッシュの上に置いておくとそのまま根が出るらしい。
根が出れば植える方向を間違えることはない。
②殻を外す
植える前に殻が外れるなら外したほうがいい。これには理由がある。
今回パターン1でヒョロヒョロのびてしまったものは、発芽後ずっと殻が芽の先からとれずにいた。傷つけそうだったのでそのままにしていたのだが、ヒョロヒョロとそのまま伸び一番背が高くなったところでようやく殻が落ち葉が出てきた。
想像だが、芽の先に光を感知する機能があり、それが覆われたままだと、まだ土の中だと判断してずっと伸びていくんじゃないかと思う。その結果高さはあるけど太くないヒョロヒョロのが生える。
だから殻は外したほうがいいんじゃないかな。
③多肉植物用の土に縦方向に植える
もちろん生えてきた根のほうを下にして。
④1か月くらいは室内で、葉が出てきたら外に
この辺の正解はよくわからないけどたっぷり日に当てて適当に水あげてたら勝手に育ってた。
まとめ
発芽に挑戦していろいろ迷いながらもいい方法を見つけられた気がする。
今のところアデニウムは元気そうだが、これから涼しくなり冬を越したり、種植えトレーのままなので植え替えたり、形よくするために根や葉を剪定したりする必要があるみたい。またいろいろ試してみよう。